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妊娠中にカンジダに感染すると胎児にも影響する

2019年11月20日
妊娠中の女性

カンジダは真菌性の病気であり、特に女性が発症しやすい性病のひとつですが、妊娠中の女性が感染すると胎児へ悪い影響を及ぼす可能性があります。膣内に症状が起こっている状態で出産を迎えると、赤ちゃんが産道を通るときに原因菌に感染してしまう可能性があるのです。赤ちゃんに感染してしまった場合、口内にカビが生える鵞口瘡になってしまうことが多いですし、早産や未成熟児で抵抗力が弱い赤ちゃんであれば重篤な状態になってしまう可能性があります。胎児が病気になってしまわないようにするためにも、妊娠中に感染しないように気をつけるべきですし、もし感染してしまったときには治療を行ったり、帝王切開への切り替えを検討したりしなければなりません。

カンジダ菌と呼ばれる真菌は女性の膣内などに存在していてもおかしくない常在菌であり、この常在菌は通常であれば身体に悪さをすることはありませんが、ホルモンバランスの乱れや抵抗力の低下によって異常増殖が起こるとカンジダ症を発症します。生理中や疲労が溜まっている状態の女性もこのような自己感染を起こしやすいですが、妊娠中は生理中と同様にホルモンバランスが乱れますし、膣内環境が変わることで常在菌の異常増殖を誘発することがあるのです。妊娠している女性はカンジダ症を発症する確率が高くなるので、定期健診などで赤ちゃんに影響を与えてしまうような病気になっていないか確認することが大切だと言えます。

カンジダは大人が発症する病気だと思っている人もいますが、これは胎児や乳幼児であっても感染することがあるので、妊娠中だけではなく出産後も感染に気をつけましょう。おしゃぶりや哺乳瓶に菌が付着していれば、そこから乳幼児に感染してしまうことがありますし、感染者と同じタオルを使用することで病気がうつることもあります。乳幼児に感染が起こると、口腔内にミルクカスのような白いカビが付着したり、皮膚はおむつかぶれのような状態になったりするでしょう。口腔内の白い付着物をガーゼで優しくこすってもガーゼには汚れがうつらなかったり、皮膚のかぶれが表面だけではなくシワの奥などまで起こったりしている場合はカンジダ菌が繁殖していると言えます。

出産時に産道で感染が起こらないようにするために、抵抗力を下げないことが大切ですし、定期的な健診によって病気ではないことを確認することも重要です。また、出産した後も家族にカンジダを発症している人がいれば、乳幼児へ感染してしまうかもしれません。おしゃぶりや哺乳瓶はこまめに消毒することが大切ですし、口に含むものを消毒する以外には、おむつの交換回数を増やすことで菌が繁殖しづらい環境を作り、おむつかぶれのような症状を起こさないようにしましょう。胎児や乳幼児は大人と違って抵抗力が弱いので、カンジダ菌に接触してしまうと感染する確率が高くなってしまいます。妊娠中も出産後も赤ちゃんに影響を与えないように、カンジダ症の発症には注意してください。

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