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トリコモナスの原虫は酸性環境や乾燥に弱いので感染を予防することができる

2019年12月08日
ウィルス

よく知られている性病のひとつにトリコモナスがありますが、この病気の原因となるトリコモナス原虫は酸性環境や乾燥に弱いです。酸性環境や乾燥に弱いという特徴を踏まえた予防法を取り入れることで、より効果的に感染する確率を下げることができます。特に女性がこの病気を発症すると陰部にかゆみが生じたり、おりものに異変があらわれたりするだけでなく、重度の排尿時痛に苦しむことが多いので、感染することがないように注意しておきましょう。

女性の膣内はグリコーゲンや糖を乳酸に代謝しながら膣内を酸性に保っていますが、原虫はグリコーゲンや糖を好んで消費するため、それによって膣内環境が酸性からアルカリ性に傾きやすくなって、より原虫が寄生しやすい環境が形成されてしまいます。身体の免疫力が高いときは膣内の酸性度が比較的高いので原虫が寄生しづらいのですが、身体の免疫力が落ちたときや生理時は膣内が酸性環境からアルカリ環境に傾いてしまうため、原虫が寄生しやすくなってしまうのです。つまり、普段の生活で身体の免疫力を下げないように意識することが膣内を酸性環境に保つために重要だと言えます。生理時の膣内の変化は避けようがありませんが、感染しやすい時期であることを意識すれば、なるべく感染しないような行動をとることができるでしょう。

トリコモナス原虫は乾燥に弱いですが、反対に水気のある場所では、しばらく生存し続けることができます。そのため、乾燥とは無縁で水気の多い銭湯やプールなどで感染することが多いと言えるのです。身体の免疫力が下がっているときなどには、原虫が好みやすい環境である銭湯やプールを利用しないことで感染を予防することができるでしょう。

トリコモナスを発症すると、女性はおりものの悪臭や陰部のかゆみなどに頭を悩ませることになります。性感染症のなかにはおりものに影響があっても量が増える程度のこともありますが、この病気の場合は泡立った悪臭の強いおりものが分泌されるようになってしまうのです。それだけではなく、重度の排尿時痛を引き起こす可能性も高いので、まずは予防に努めることが大切ですし、もしも感染してしまったのであれば早急に治療を行いましょう。

トリコモナスはメトロニダゾールを有効成分として含んでいる治療薬を用いて、症状を改善することができます。治療薬を服用すると、原虫の細胞内にメトロニダゾールが取り込まれますが、このときにメトロニダゾールはニトロソ化合物に変換されるのです。ニトロソ化合物は原虫のDNA構造の不安定化を引き起こすため生存することができなくなり、死滅させることで症状が改善されます。女性は膣内の環境が酸性からアルカリ性に傾きやすいので、銭湯やプールなどの乾燥していない場所でトリコモナスに感染しやすいですが、もしも症状があらわれたときは、効果的に治療することができるメトロニダゾールを含んだ治療薬を用いて症状を改善しましょう。

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